破綻が原因の破産

知っておきたい用語であるMMF(マネー・マネジメント・ファンド)は、公社債、短期金融資産で主に運用される投資信託のことを言うのである。もし取得からまもなく(30日未満)に解約してしまうと、その手数料には違約金分も必要となることを知っておこう。 紹介されることが多い「銀行の運営というものは銀行に信用があって発展するか、融資するほど価値がない銀行であると認識されたことで失敗する、二つに一つだ」(モルガン・スタンレー、ローレンス・マットキン氏)の言葉から つまり「失われた10年」→一つの国やどこかの地域の経済が約10年程度以上の長期間にわたる不景気と経済成長の停滞にぼろぼろにされた時代を表す言い回しである。 「はやぶさ」の帰還が話題になった平成22年9月12日、日本振興銀行が破綻(倒産)する。この件で、史上初となるペイオフ預金保護)が発動した。これにより、3%(全預金者に対する割合)程度とはいえ数千人の預金が、上限額適用の対象になったと推計されている。 いずれにしても「金融仲介機能」「信用創造機能」、3つめは「決済機能」以上、重要な機能を通常銀行の3大機能と称し、「預金」「融資(貸付)」「為替」という銀行の本業、最も大切なその銀行の持つ信用によってはじめて機能していることを忘れてはいけない。 15年近く昔の西暦1998年6月、大蔵省(当時)銀行局や証券局等が所掌する業務のうち、民間金融機関等の検査・監督に係るものを分離・分割して、総理府(省庁再編後に内閣府)の外局(府省のもとに置かれ、特殊な事務、独立性の強い事務を行うための機関)として金融監督庁なるものを設けたということ。 きちんと知っておきたい用語。ペイオフって何?不幸にもおきた金融機関の経営破綻が原因の破産が起きた場合に、金融危機に対応するための法律、預金保険法により保護可能な預金者(自然人又は法人並びに権利能力なき社団・財団)の預金債権(預金保険法の用語)に対して、預金保険機構預金保険金の給付として預金者に直接支払を行う制度を指します。 簡単紹介。金融機関の評価とは→格付会社が金融機関はもちろん社債などを発行する会社、それらについて信用力(支払能力など)を一定の基準に基づいて評価します。 確認しておきたい。外貨両替⇒海外旅行にいくときまたは手元に外貨がなければいけない、そんなときに活用されることが多い。最近は日本円に不安を感じた企業等が、外貨を現金で保有する場合も増えている。注意しておかなければ為替手数料がFX会社と銀行で大きく異なることに気がつかない。 そのとおり、第二種(一種業者とは業として行う内容が異なる)金融商品取引業者がファンド(投資信託などの形態で、投資家から 委託を受けた資金の運用を投資顧問会社等の機関投資家が代行する金融商品)を開発し、なおかつ健全な運営を続けるためには、気の遠くなるほどたくさんの「やるべきこと」および、「やってはいけないこと」が事細かに定められているのだ。 銀行を意味するバンクという単語はもともとイタリア語のbancoという単語(机、ベンチという意味)に由来である。ヨーロッパで最も歴史のある銀行にはびっくり。15世紀の初め(日本は室町時代)に現在のイタリア北部のジェノヴァで生まれ、領土の統治にも関与していたサン・ジョルジョ銀行である。 小惑星探査機「はやぶさ」が地球に無事帰還し話題となった平成22年9月10日、日本振興銀行が経営破綻してしまったのである。これが起きたために、これまで発動したことのないペイオフが発動したのである。このとき預金者の約3%程度ながらも数千人を超える預金者が、上限額適用の対象になったと思われる。 中国で四川大地震が発生した2008年9月15日のことである。アメリカの国内第4位の投資銀行であるリーマン・ブラザーズが破綻(日本でいう民事再生)したのである。このニュースがその後の全世界を巻き込んだ金融危機の原因になったのでその名から「リーマン・ショック」と名づけられたのだ。 FX(外国為替証拠金取引):業者に補償金を預託し、外国の通貨をインターネットなどを利用して売買して利益を出す比較的はじめやすい取引のこと。外貨を扱っても外貨預金や外貨MMFと比較して利回りが高いうえ、手数料等も安いのが魅力である。はじめたい人は証券会社やFX会社で購入できる。 西暦1998年12月、総理府(当時)の外局として大臣を組織のトップである委員長と決められた新たな機関、金融再生委員会が設置され、金融監督庁(民間金融機関等の検査・監督)は2001年に内閣府の外局となるまで金融再生委員会の管理下に2年以上も据えられたという事実がある。 http://ameblo.jp/balndanenr